口腔外科出身の院長が自信を持って治療にあたります。
どうぞ安心して治療に臨んでください。
歯牙再植(しがさいしょく)
外傷などにより完全に歯が抜けたり、緩んでしまった場合、歯根膜の状態が良ければ、元の場所に戻し、固定することで、受傷前の状態に戻り、機能するようになります。これを「再植」と言います。
「再植」を行うには、歯の歯根膜の状態がよいことが条件となりますので、歯が抜けたときには、水で洗ったりティッシュで拭き取ったりせずに、生理食塩水や保存液につけるか、もしくは、無ければ口の中に入れてお越しください。
歯牙移植(しがいしょく)
歯を抜いた場所に親知らずなどで使っていない歯を移植する方法です。うまく機能すれば、自分の歯と同じ感覚でかむことができるようになります。
唾石症(だせきしょう)
唾液腺や唾液をおくるくだに石ができることを唾石症と言います。石ができると痛みや舌の裏や顎の下が腫れて痛くなります。唾液腺の開口部にできた石であれば、当院で、切開して取り出すことが可能ですが、唾液腺の中の石を摘出するには、設備の整った大学病院で、口腔外科医による手術が必要となります。この病気の特徴として、食事時に痛くなることが多く見られます。
上顎洞炎(じょうがくどうえん)
上顎洞炎とは、上顎洞という空洞に炎症が起きることで、膿が溜まった状態になることであり、いわゆる蓄膿症と言います。まれに上顎洞とつながる近隣する奥歯の神経が圧迫されることで痛みが生じることがあります。上顎洞炎が疑われる場合は、レントゲンを撮って、鼻に原因があるようなら、耳鼻科で診察を受けていただきます。すぐに耳鼻科へ行くのが難しい場合は、痛み止めを処方します。
顎(あご)が外れる
顎が外れた場合には、いつものように歯と歯を合わせることが出来ず、関節部に強い痛みが生じます。整復処置を行いますので、なるべく早く、当院にお越しください。
口腔がん検診
当院では口腔がん検診も行っております。早期発見・早期治療なら口腔がんは怖くありません。
下記の項目が当てはまる場合には是非、一度検査を受けに来てください。
- 喫煙習慣がある
(吸わない人の三倍の発生率です) - 飲酒の習慣がある
(アルコール度数が強いとより危険です) - 白っぽいできものがある
- 赤くただれている
- 口内炎が2週間以上治らない
- 硬いシコリを触れる
- 抜歯した傷が治らない
- 舌が動かなくなった
- 噛んだ傷が治らない
- 口が開きにくくなった
- 合わない入れ歯や詰め物がある
- 下唇や舌がしびれる
- 最近歯が浮くような感じがする
- 口の中が不潔
- 過去に癌にかかった
- 熱さや刺激の強い飲食物を口に入れる習慣がある
- 60歳前後の方
(男性は女性の2倍の発生率)